zokkon__U

音をたてて沼に落ちたド新規の日常(妄想)

ひとりごと(8月12日)

とりあえず、一段落しまして。


辰巳くん、福田くん、越岡さんと書いてきたんですけど、妄想がすぎて。

楽しかったー!特に辰巳くん!!

相手がツンツンデレデレ亮子ちゃんって決まってたから、ここはこうだな、ここはこうやって、何やってるんだよ!辰巳くん!!ってさせました。超レアです。



越岡さんはとにかく真っ黒に。

源氏物語にしたかったんですよね。何でかわからないけど。

私、古文得意でもなければ文系でもなかったんですけど、勝手に解釈して書いちゃいました。すいません。笑

もちろん光源氏です。父親の後妻を愛するという、道ならぬ恋にやっと本気になる越岡さん、めっちゃえろくないですか?笑




次は前々から練って練って練りまくった辰巳先輩ですね。
これは私の趣味ではなく完全に友達の趣味です。
これも次から次へ登場人物増えますので。あとこれは初めて軽くですけど伏線張っておきました。

最後まで黙っていられるかな…今でもこことここがこうなってこうなってるんだよー!ってバラしたい。笑


同時にもうひとつ書いてます。これはこれでまた違う人が中心になる予定ですね…あくまで予定です。笑


夏、暑いですけどこれが終わったら、我らの秋が来るー!
クリエに行ける秋が来るー!と思って日々生きてます。
あと1か月後には始まってるんですもんね…
ワクワクドキドキ…♪

辰巳先輩②

「ただいま~

ってなんで孝良がいるの!?」


我が家のリビングのソファでくつろいでいるのは、この家の住民ではない。

「遅いよー。
もうごはん出来てるんだからね!」


お隣かつ同級生の孝良。


「…」

「無視かよー!!
あっ、今日兄ちゃんも来るよ。」

「え!?ほんと!?悠太くん来るの!?」


「…そんなに兄ちゃんがいいの?」

その性格に似合わない綺麗な顔を怪訝な顔にして言う孝良。

兄ちゃんというのが、これまた綺麗な顔で調子者で。
見た目も中身もそっくりすぎる兄弟。

でも悠太くんは好き。
孝良はウザいけど。



「ただいまー」
「おじゃましまーす!」

噂をすれば、悠太くんが兄と一緒に帰ってきた。

おかえり、お兄、悠太くん♪なんて行っていつもしないのにやってしまう。


「そう言えばさ、お前辰巳先輩と知り合いなの?」

「え!?!?」

「驚きすぎでしょ、○○ちゃん。コントかと思ったわ。笑」

悠太くんに笑われる。

いや、驚くでしょ。むしろこれくらいで済んでよかった方だ。

「な、なんて私のこと。」

「気になる~??」


「う…!
やっぱいい、孝良ウザいから。」


なんだよ、聞けよっていう孝良無視して食事を続ける。

でも気になって気になって、あとで聞いとけばよかったって後悔した。



「お前さ、辰巳先輩のこと好きなの?」

ご飯のあと、リビングでふたりでゲームしてたら急に孝良がもう1回ぶっ込んできた。

ちなみにうちの兄と孝良の兄(悠太くん)は、ふたりでまだまだ飲んでる。
ふたりとも引くほど、酒が強い。
恐らく、孝良も私もその遺伝子受け継いでるであろう。

驚きすぎて、画面の中の私のキャラの動きが止まる。


「き、急に、な、何を」

「…ふーん。」



「好きなのはわかってるけど、あんまりあの人に深入りしない方がいいと思うけど。」


は?
なんなの。


孝良は辰巳先輩の何を知ってるの…?


「なんであんたにそんなこと」

「△△先輩って知ってる?サッカー部のマネさんの。

あの人が○○のこと目つけてる。辰巳先輩にちょっと相手にされただけで調子乗ってるって。

あの人、やることえぐいよ。
去年入ったマネの子、ほとんど辞めさしたもん。」

辰巳先輩ともろのことで話したんだろ?それをもろに言ってるのを、聞いてたみたいでさ。

孝良はそう言った。辰巳先輩、そんなこと覚えていてくれたんだ。


別にいいじゃん、私が勝手に好きなだけ。
そう。辰巳先輩は別に私のことなんて…
なんとも思ってないんだから。
自分で言ったくせに、へこむ。




「あの人は俺らみたいな平和に過ごしたいやつが関わる人じゃないよ。」

それにこの頃は孝良が言っていた本当のことなんて全く見えてなかった。



明日は終業式、今日はもう授業はなくてクラス対向球技大会。

私はバスケの補欠だったんだけど、昨日の予選で負けたからもうあとは見るのに専念できる。

うちのクラスで残ってるのは男子サッカーのみ。


「○○、グラウンド行くよー」

「待って、日焼け止め塗ってない!」



コートに行くと、もう試合が始まろうとしてた。

ほとんど空いてなくて、端っこの方になる。

「あっ、孝良じゃん。」

サッカー部の仕事で、審判している孝良がいた。

そんなに忙しくなさそうだったから、3人で話してた。

「これ、どっちが優勢なの?」

「う~ん、相手もサッカー部いるけど、」

「もろって、サッカーうまいの?」

「あいつめっちゃ上手いよ、昔どっかのユース入ってたみたいだし。」


そんなこんなで前半終了。0-0のまま、後半へ。

「私、ジュース買ってくる。」

「うん、後半始まるまでに帰っておいでね。」

「ちょっと待って!俺のもおねがい!」

いつもなら、えーって流すけど、今日は暑いなか頑張ってるんだし、パシられてあげよう。

「いいよ。ただし、奢らないからね。」



北校舎と南校舎の間の自販機。みんな、グラウンドか体育館にいるから、全然人がいない。

よかった…ここはまだカルピスのビックサイズ残ってたよ!

で、あとは孝良のと。

ガコンと落ちて、取り出すところから少し冷気が出ててそれすらも涼しくて少し涼む。


すると、足音がしてきて、とっさに隠れる。あ


徐々に大きくなっていった足音は、徐々に小さくなっていって、なんだ自販機に用じゃなかったんだ。と思って、その人の後ろ姿を見た。


「わ、辰巳先輩だ…」

でもそっちの校舎って教室がない方だけど、なにしに行くのだろう…


辰巳先輩のことなら何でも知りたい。

そんな欲望に勝てず、その姿を追いかけた。


階段をたったっと上がっていく先輩。私も気づかれないようにあとからゆっくり追いかける。

私が2階まで上がったところで、階段を上る足音が止んだ。
かわりに平面を歩く足音。

3階…?
3階には、特別教室しかないけど…?


私が3階に行くと、辰巳先輩がちょうど教室に入るとこだった。


あそこって音楽室だよね…??

なんでこんなときに…??


ここでやめとけばよかったのに…。
ひょこひょこ見に行った私がバカだった。


扉の真横で足を止める。中からは声が聞こえてくる。


「…先生。○○先生。」

「なあに、辰巳くん。」


「約束。俺との約束、本当に守ってくれるんですよね?
…優勝したら付き合ってくれるっていう。」




嫌な予感がなかったわけではない。でもどうしても知りたかった。


途端にふらっとして持っていたカルピスの缶を落としてしまう。

「…ねぇ辰巳くん、」

ガチャン。


逃げなきゃ。
落としたカルピスなんかどうでもよくて、無理やり足を動かす。

階段をかけ降りたとき、扉が開いた音がした。

…よかった。ひとまずはバレなかった。


ひとりになれる場所で三角座りして、膝を抱えるとスカートにこぼれた水滴を見つけた。持っていたタオルで拭くんだけど、次から次へこぼれてくる。

「た、つみっ、せんっぱい…!」


「好き…好き、なんですっ」


今さっき衝撃的なシーンに立ち会ったのに、どうしようもなく好きだ。


嫌いになんて、興味がなくなるなんて、そんなの出来るわけない。

辰巳先輩


私には最近、楽しみなことがある。それは…


「あれ、○○ちゃんだ。おはよう。」

ひとつ上の辰巳先輩に会うことだ。

「おはようございます!先輩は朝練ですか?」

「そう!だからもう暑くて暑くて!」

そう言って、第2ボタンまで開けて、おまけに胸元つかんでパタパタする姿は眩しい程、かっこいい。

「でも朝練できるのももう少しだからさ。」

寂しいよねって言う先輩は本当にサッカーが好きみたいで。

「頑張って下さい!
じゃあ私、2つ上の階なんで先行きますね!」

階段を駆け上がって、先輩が見えなくなったところで、壁にもたれてさっきの事を思い出す。

今日も先輩と話せたよ~!!
わ~!わ~!!








先輩のことは、私が入学したときからすっごいかっこいい人だなぁって思ってた。でも、接点なんてなんにもなくて。


ある時、たまたま係りの仕事で、クラス全員分のノートを職員室に運んでて階段の踊り場に差し掛かったとき、人にぶつかった。


「うわぁ!」
「いってぇ。」


「すいません!よく前が見えてなくて。」

で、ノートの下敷きになって立ち上がれなくて。言い終わったあと、相手の顔を見たら、

た、辰巳先輩!!


「俺もすごい勢いで走ってたからごめんね?」

そう言ってノートを拾うのを手伝ってくれた。

「この量、ひとりで持ってたの?」

「はい、一緒の係の男子が見当たらなくて。」

「女の子にこんな重いもの持たせるなんてひどい男だな。」

そんなこと言ってくれるなんて…!
だってよ、森田!笑


「で、これどこに持ってくつもりだったの?方向からして、職員室でいいの?」

辰巳先輩はもう全員分のノートを持っていた。あんなに重かったのにこんなになんでもないように持てるんだなぁ…

いやいや!そうじゃなくて!!


「え!?いいですよ!私の仕事ですし!」

「いいから。で、どこ?」

「職員室です。」


そう言うと、先輩は本当に職員室の方に歩いていった。


「2年2組…諸星翔希。ってこれもろのじゃん!なんだ、もろのクラスメートだったんだ。」


先輩は一番上のノートの名前を読み上げた。

「もろの事知ってるんですか?」

「部活の後輩だからねー。
って自己紹介してなかったね、俺3年の辰巳雄大

君は?」


「あっ、えっと、2年2組○○○○です。」

絶対クラスと下の名前は要らなかったのに、緊張しすぎて言ってしまった。

「オッケ、○○ちゃんね。

もろと仲良くしてやって。そうそう!あいつ勉強できないからさ、教えてやってよ。笑」


「あ、あの!ありがとうございました!」

そう言うと、先輩は手をひらひら振りながら帰っていった。

先輩に下の名前で呼ばれた…嘘。
どうしよ私…!!



教室に戻ると案の定森田が慌てた顔をしてこっちに来た。

「ごめん!」

いつも怒るからか結構必死に謝ってくれてるけど、今日は私全然怒ってないけどなぁ。

「全然いいよ!むしろ、仕事忘れてくれてありがとう!」

「…はぁ?めっちゃ怖いんだけど。」




それからだいぶ後、そんな出来事も忘れかけてた頃、朝下駄箱のところで財布を拾った。

職員室…だけど今、職員会議中だから行きたくない…財布だからすぐ手元に戻りたいよね…。


財布のポケットから何か角が出ていてちょっと出して見るとそれは生徒手帳だった。

「嘘っ」

って、辰巳先輩じゃん!

一緒にいた友だちについてきてもらって、辰巳先輩のクラスまで行く。


「…いややっぱ無理だって。先輩覚えてないよ…。」

ここまで来て、なに言ってんのって言う友だちには悪いけど、戻ろうとしたとき、

「おはよー」

って前のドアから入ってくる先輩が見えた。

でも私はずっと動けないまま。
そしたら先輩と目が合って、

「どうした?…って確か君話したことあるよね??」

「あっはい、あのときはありがとうございました。」

「たいしたことしてないよ、でどうしたの?」

「あのこれ拾って…辰巳先輩のですよね?」

先輩の前に出すと、急に慌て出す先輩。

「え!?嘘、俺なくしてたことすら気づいてなかった!ありがとう!
でもなんで俺のってわかったの?」

「えっと…ごめんなさい!
ここのポケットから生徒手帳がちょっと見えてて…拝見させていただきました。」


「へぇ、中、見たの?」

急に声のトーンが変わり、ピリッとした空気になった。そりゃ勝手に中身見るなんて非常識なやつだと思われるよね。


「ほんとにごめんなさい!生徒手帳の中見ました!先輩の顔写真、かっこいいなぁとか思いました!ごめんなさい!!」


「え??笑

財布の中身の話なんだけど。笑」


「え、嘘…。」

「君、面白いね。俺の写真がかっこいいって?ありがとう、そんなこと言ってくれて。笑」


○○、そろそろ戻らないとヤバい。

そう友だちが言うと、

「そうだ!○○ちゃんだ!思い出した!もろの事、よろしくね~。」

「あ、はい。」

「財布もありがとう。助かったよ。」



「またね、○○ちゃん。」


またねって言われて浮かれてた私。

なんでってあのとき気づかなかったんだろう。

あとから来た私が下駄箱で先輩の財布を拾ったのに、なんで先輩の方が教室にあとから来たのか。


そしたら、こんなに悩むこともなかったのに。

番外編~越岡くん

「こんなとこでこんなことされてるなんて、口が裂けても言えないね。」



この場に及んで何言ってるんだが。言ってることとやってること矛盾しすぎでしょ。
こーんなになっちゃって。


「もう少し、声抑えないと聞こえちゃいますよ。

せんせ?」





保健室の鍵を開けて廊下に出ると、授業中で誰もいないはずなのに、女の子がひとり。

この反応からして、だいぶ前からここにいた様子。

どうしようかと思ったけど、俺に擦り寄ってくる女とは違い、いかにも純粋なお嬢さんって感じだから、
しーっ。って唇に人差し指つけてジャスチャーすると、ますます赤くなる彼女の頬。


こんな女の子もまだいるんだなと思いながら、教室に戻る。




「あっ、こっしー帰ってきた。」


次、美術だよーって辰巳が声かけてくれる。

「行かないとかなしだからね!

俺ら選択なのに勝手にこっしーに美術にされてたんだからさ。」


美術のあの女は単純そうだなと思って、問答無用で3人も美術にしたんだった。

まあ、結果本当にただ1つのことしかできない単純すぎる女だったけど。

え?俺は何者だって?

そう、俺はそういう男。




「おかえりなさい、裕貴さん。」

「…」

「今日ご飯は?」

「食べてきました。」

「そ、う。
…じゃ、お風呂は」

「すみません、後で勝手に入るんで。」


なんでこんなにもお節介なんだろう。

いっそほっといてくれれば、なんとかできたかもしれないのに



なんでこんなに女はいるのに

よりによって、好きになっちゃいけない女性(ヒト)なんだろ。




俺が中学のとき、母親が他界した。

だからと言って、よくある父親を恨むとかそんなことはなかった。

父は仕事が忙しいながらも、母のことを大事にしていたし、母もそんな仕事をしている父を尊敬していた。


ただ、それから父の仕事が忙しくなったのか俺がひとりで過ごす時間は増えたわけで。

つまらない

はじめはそんな理由だった。



都合のいいときにだけ抱く。

誰にも縛られたくないマイペースな俺にはピッタリだった。


でもほんとはそう思いたかっただけかもしれない。



そんな高1の秋、珍しく父が食事に行こうと誘ってきた。

よくわからないが、店に行ってみると父のとなりには女の人がいた。

品が高そうな女性。
俺が来たとわかった瞬間、さっきまでの態度はどこへやらドキマギし始めたその人のことを、父はやっぱり新しくおかあさんになるヒトだと言った。


母が亡くなって3年。

いくらお手伝いさんが来てくれるとはいえ、今まで全く家のことなんかしたことなかった父がやっていくのは大変だったろう。

ちょっと若いのが気になったけど、いい人なんじゃないの?そんな印象だった。



「裕貴さん。」

あの人は俺のことをそう呼んだ。

年は俺の10コ上なだけらしくって、昨今年の差婚が世間を騒がしているがこれも例外ではないなと感じた。


新しくこの家に人が増えたからって、今までのルーティーンを変えようとは思ってなかった俺には、この人はすんなり馴染んできた。

これまでみたいに夜遅く帰っても待っててくれたし、せっかく作った食事いらないって言っても、少し寂しそうにそうって言うだけで責めてきたりはしなかった。

つまり干渉は全くされなかったってこと。

干渉してくる人は、男であっても女であっても嫌いだ。
家族であっても所詮他人の人生、好きなように生きさせてほしい。




そんな生活をしてたある日帰ると、いつもみたいにあの人は出てこなくて。
リビングまで行くと椅子に座ったまま寝てるあの人がいた。


父はもう食事は済ませたみたいだ。俺の分しかなかったから。

だったらこんなことしなくてもいいのに。
旦那でも自分が腹痛めて産んだ子でもないんだから。


ブランケットを取りに行って、掛ける。


可哀想に。
まあ、俺がそうさせてるんだけど。

初めてこの時、この人もこんなにも弱い女の人なんだって。


手に入れたいと思い始めたのは。




それでもまあ、すぐに辞められないのが思春期の男というもので。


その日も高校生にしたら結構遅い時間に帰ったんだと思う。

あの人はいなくて。

今日はもう寝たのかななんて思ってたのに。

声が聞こえた、あの人の鳴き声が。


そりゃそうだよな、新婚だもんな。と思う反面、ふつふつと何か込み上げてくるものもあって、急いでバスルームに飛び込んでシャワーを頭から浴びた。

何分そうしていたかわからない。でもそんな長い時間そうしてたはずなのに、さっきほんの少しだけ聞いただけのあの人の声が頭から離れなかった。


今まで何人も女抱いてきたのに。

誰もあの人には敵わない。

そして俺も。



約千年前、同じようなヒトを好きになった男がいた。その男は周りの障害も飛び越えて、愛するヒトに自分の子を身ごもらした。

そんなアホな。と馬鹿にしてた俺がまさか同じようなことしようとしてる。




俺が現代の光源氏

なんてね。

ひとりごと(7月25日)

もしも、高校生だったら…

って妄想してたらどんどんキャラ増えちゃいまして。


あっ、かっこかわいいぜいちゃんたちはみんな女の子です。

というのもですね、友だちに辰子ちゃんと亮子ちゃんのお写真見せてもらいまして、めっちゃかわいいじゃないか。と。


で、亮子ちゃんは決定だなと。


で、そっから女の子だったら妄想ですよ。

江田ちゃんは絶対、女子だったら女子にいじめられそうということで。

ちなみに名前はさすがにつよ子はないだろ~江田子もひどいなぁ…えだつよしえだつよし…

!?よしえ!!

ってことで。笑



光一先生は完璧ノリです。

前、NHKかなんかのサイエンス系の番組に出てて、直線と曲線についてお話しされてて、その印象が強すぎて、数学教師になってもらいました。

その話、未だに衝撃的で感動するんです。まあ、私には説明できないくらいすごいことなんですけどね。

この話の中の光一先生は教育学部卒じゃなくて理学部数学科、しかも院行ってて欲しいな~って。

ネットで、名前打ち込んだら卒論出てくるくらいの人であってほしいな。笑



ちなみに学校の裏は畑になっております。この話もまた作りたいな~。



番外編としてふたりの恋のお話書いてみました。

辰巳くんって器用だけど、スマートだけど、そうじゃない、振り回されてる辰巳くんってどんなだろ~って考えてたら、出来ました。

この人をこんなに振り回せるのは、やっぱりこの人しかいないよねってことで、亮子ちゃん。

亮子ちゃんに弱くて、でも辰巳くんには強く当たれる人って考えたらもう屋良っちしかいませんでした。シスコンの元ヤン屋良くん、最高です。

秋山ちゃんはもちろんあの秋山くんです。亮子ちゃんは小さくて可愛い系、秋山ちゃんは背が高くてしゅっとしてるモデルさんみたいなイメージです。

ここでひとつネタばらし。
秋山ちゃんの想い人は駅前のカラオケの店員小山さんです。



福田くんはですね、確か
商店街似合うな~、
肉屋のコロッケ帰りに食べててほしい、
んじゃ肉屋の娘は!?

ってなったんだけど、

八百屋の大事に育てられた一人娘って良くね?
福田くん次男だし。笑

ってなって、こちら採用しました。

ちなみに福田くんの好きな子はセーラー服、それももう進学校だからすっごく地味なやつがいいなぁ。



松崎くんの恋のお相手はもう出てますが、また詳しく書きたいな~
翔子ちゃんの秘密とはなんなのか。

ここはもう何年もかかってくっつけてあげたい…!!

ほんとかわいくてしょうがないです♪笑



ここで、越岡くんは…??ってなってる方!

ちゃんと考えてます。
ってか、そもそもこれ越岡くん始まりですから。

私のイメージって、越岡さんってなんでかずっと黒で。それこそはじめてこの人がこしおかゆうきって認識した日から。

メンバーカラー赤って聞いても黒ってイメージしかなくて

けんてぃー岡さんあったじゃないですか?
あれ方向性は私の中ではすごくピタッと来て。
ただ、セリフが耐えきれないというか…

たぶん越岡さんなら無言でするのかな~って。

そんなこんなで、真っ黒な越岡くんの恋近日公開したいですね。
冷静な自分が、うわぁと思ってる反面、すでに落ちてる自分は黒越岡、最高♡ってなってます。

たぶん私変態なんですよね。
この人には愛されたいとは思わないけど、ただ遊ばれて捨てられたい。そして記憶をなくしたい。笑

もし私が変態でも理解してくださる方がみえたら、一緒に黒越岡様お楽しみくださいませ。





そしてそして、また新しいのが!

友だちがずっと言ってたことをこんな感じかなと書いてみました。

またそちらもお時間ございましたら、お付き合い下さいませ。

番外編~福田くん

高校3年の夏、制服で過ごす最後の夏。俺はいつものメンバーでめちゃくちゃ思い出作ろうと思ってた。

なのに!!!



辰巳とマツは、夏休み明けすぐにある大学のAO入試の勉強とか今からやっても間に合わねぇよとしか思えない方を取った。

結果、俺の高校生活最後の夏休みはほぼほぼ家で過ごすというとてもつまらない1ヶ月半になるらしい。


俺らは3年間ずっと一緒だった。
1年の時、同じクラスですぐ仲良くなって。
2年でも一緒だった時は運命だ~なんて思った。

でも3年でも一緒で、さすがにおかしいと思った。10クラスもあるのに、こうも同じなんて。なんでだと思うってこっしーに聞いたら、さらっと言われたんだ。

「あぁ、だって俺があの女に言っといたから。」

あの女?って思ったけど、たしか俺らの学年主任って女じゃなかったけっけ?とか思ったら、合点がいった。

こっしーはあんなかわいい顔して、やることがゲスいことが多々ある。
この時、確信した。



夏休み前、最後の授業、前の席のマツはその前の席の辰巳と問題集見ながら、わかんねえ!わかんねえ!って言って、しまいには二人して抱き合って慰めあってる。

後ろの席のこっしーはいつものごとく寝てるし、俺は筆箱の中のあらゆるペンを取りだし、遊んでいた。

「お前ら、俺の話を聞け!!」

辰巳とマツ、また怒られてやんの。とか思いながら没頭する。すると、俺の机に誰か近づいてきてその振動で、積まれていたペンが崩れた。

「あーあ、誰だよ…ちぇ。」

「ちぇ。じゃねえよ。ほんま、お前は高校生にもなって…なにやってるんだよ…!」

あ~ぁ、また始めっから積み直しだよ~。

「そんなことより福田ぁ!お前この前のテストの結果、あれどういうつもりだよ!!」

心底あきれた顔からみるみる怒りを露にした光一くんがいた。

「たまたまですって。」

「嘘つけー!!」

「だって光一くんの」

「光一くんで呼ぶなー!」

「じゃあ光ちゃんの」

「なんでそうなる!!」


後ろの席からこっしーのうるさいよという声が聞こえた。

「先生!越岡くんが先生のことうるさいって言ってます!」

「いや、絶対お前にやから!!」

「先生!越岡くんが寝始めましたよ」

「…まあ、越岡はいいわ。」

「わっ、えこひいきだ!!」

「越岡はもう大学決まってるし、テストでもちゃんと点取ってるからだよ!それよりお前そんなこと言ってっと、ほんとに単位やらねえぞ!今でこそギリギリなのによー!!」

「そこをなんとかお願いしますよ~僕と先生の仲じゃないですか~」

「気持ち悪ッ!!」




「でもほんまに単位出せるか微妙やから。補習ちゃんと来いよ。」


チャイムが鳴ったあと、真面目な顔して光一くんが言った。
まあどうせすることないし、学校来たら辰巳かマツはいるかも知れねえし、行こうかなって思った。


俺はほんとに補習に行った。
初日ちゃんと机に座る俺を見て光一くんが安心したような顔をした。俺だってちゃんとやるって。


でもその補習も1週間で終わり俺はほんとに暇になった。
朝起きてご飯は食べるんだけど、何しようってなる。とりあえず縁側に扇風機持ってきてマンガ読んだりしてたけど、面白くない。
で、寝るの繰り返し。


「悠太…悠太!」

母ちゃんの声に起こされる。

「あんた暇でしょ?これお願い。」

はぁ!?って思いながらもまあ散歩がてらとおつかいを頼まれることにした。もう5時だっていうのにあっついな~まあ夏だもんな。と一人納得し、それでも今日はやっぱりあっついなと思った。


「あっ」
「あっ」

「久しぶりだね、悠太くん。」

商店街の八百屋の前、つまらなさそうに店番をしてる彼女と目があった。

「店の手伝い?精が出ますな~」

「そんなんじゃないよ、家にいたってすることないからさせられてんの。」

「勉強は?ってか大学行くんでしょ?」

確か彼女はこの辺りでも1番の進学校だったはずだ。


「…行かない…かなぁ…」

「えっ?」

「いや!だって私一人娘だしここ継がなきゃだし。それにあんまり勉強好きじゃないし。…ね?」

悲しそうな顔を一瞬したかと思えば、無理に笑ったような顔で言った。


「悠太くんは?」

「俺は…」

なんとなく彼女の前でそういうことにてきとーに生きてるってこと言えなくて、内緒って答えた。

「なにそれ。笑

それより今日はなに買いに来たの?」

そうだそうだと本来の目的を思い出し、とうもろこしを買う。親父と兄貴がこれで飲むとうまいんだよな~って言ってるのを思い出して、俺も早く堂々とこいつつまみで飲みたいな~と思った。

「ありがとう。また来てね。」

たぶんじゃなくて絶対客には誰でも言ってるんだろうけど、彼女のまた来てねに懐かしさを感じた。





「あっつい~」

相変わらず縁側で扇風機生活をしている8月上旬。


久々にスマホがブーと鳴った。


ゆーだい
>明日の花火大会、行くよねー?


明日はどうやら花火大会だそうだ。


「もちろん。っと」

俺が打ってる間に新たなメッセージが届く。


ゆうき
>何時集合?


こっしーの中ではみんな行く前提なんだ

ってかこっしー打つの早いよ。フリック入力の申し子かよ。



やっと俺のメッセージが福ちゃんと書かれた文字の下にある枠の中に表示される。

一瞬で既読が2つく。



ゆーだい
>福ちゃん、遅いよ!笑


ゆうき
>おそ。


連続で来る。笑




ゆーだい
>てかマツは?笑


ゆうき
>マーツー


それでも既読は2のままで、


ゆーだい
>じゃあ、6時に駅前でいい?


ゆうき
>了解。


今度こそ負けたくなかったのに、俺のはーいというメッセージはやっぱりこっしーより上には表示されなかった。




ザキ☆
>Hey!ZAKIさんだよ!



こんなメッセージが届いてスマホが震えたのは、このやり取りから2時間が経った頃だった。




この日も母ちゃんに頼まれておつかいに行く。
あれから2、3度頼まれて行っていた。

今日もいつものように彼女いるんだろな、なに話そっかな~って思ってたのにその日彼女はいなかった。



あーら、福田くん!はじめ誰かわからなかったわよ~。って彼女のお母さんが言ってくれたけど、そんなのそんなに聞いてなかった。

店の奥からしれっと彼女出てくるんじゃないかなってずっと気にしてたから。






「おまたせ~!」

駅前に行くと、すでに3人はもう来ていた。

まずはなんか食おーぜ!って焼きそばやらイカ焼きやら書かれた文字に吸い寄せられるように進んでいく。


辰巳がみんな焼きそば要るでしょ?って、みんなの分まとめて頼んでくれた。

こっしーとマツはもっと奥までなにか食べ物探しにいったみたいだ。


俺はちょうど出店と出店の間、人が少しだけ減ってるところで3人を待つことにした。


にしても多いな~場所空いてるかな。ってまわりを見渡してみる。


そういや、彼女は来てるのかな?やっぱり家の手伝いで忙しいのかな?って少し考えた。



その時、浴衣のお姉さんがちょうど前を通りすぎて、うわぁうなじちょータイプってガン見してたら、そのお姉さんがこっちに振り向いた。


「あっ」

「あっ」


浴衣姿の彼女は俺の知ってる中学の制服着た彼女でも八百屋でつまらなさそうに店番してる彼女でもなくて、なんというかもう大人の女の人で。


なんだろ、運命ってやつがもしあるのならば、これが俗にいうビビッときたってやつなのかもしれないと思った。

番外編~辰巳くん③

「おっはよ~!!」

今日は朝からとても元気な福ちゃんに少し違和感を抱いたが、

「あっ!誕生日!!」

「そうなんだよ~!俺、辰巳より年上だから。」

「んなこといったって、10日だけじゃん!」

「あっはっはー!」

って饒舌な福ちゃんに、プレゼント忘れてごめん!と謝って、教室に入る。
こちらは朝から晩までいつも元気なマツに迎えられる。


「福ちゃん、誕生日おめでとう!!って辰巳一緒だったんだ、珍しいね?」


そう。今日、昨日のこともあったしいつもより少し早く迎えに行ったらいなかったから待ってたのに、もう出たって言われた。

なんなんだよ。サプライズじゃなくたってあんなに怒るものなの?どっちかって言うと、亮子は気に入らないところがあっても結局は許してくれるタイプだったから、めちゃくちゃ驚いた。あんなに?屋良くんのこと兄貴って呼ぶくらい。


「今日、あの子はどうしたの?」

こっしーが聞いてきた。こっしーはこう見えて(いつもだいたいぼーとしてるか寝てる)めちゃくちゃ回りのこと見ている。


「昨日、デートだったんでしょ?」

あっそうじゃん。どうだったんだよ~って福ちゃんもマツも聞いてくる。

「いや、デートじゃない!…とも言えないかも…
だってさ今思えば昨日さ!」

と、行ったところを包み隠さず全部打ち明ける。

「でさ、ベタだけど海連れてったんだよ、俺好きだから。そしたら寒そうだったから上着掛けてあげて。」

「「ふぅ~!!」」

めっちゃにやにやしてるふたりを見ると続けて続けて!って顔してる。

「それで帰って、屋良くんにあってそしたらなんか怒って帰った。」

「「怒って帰った??」」



「なんか怒られる要素ある?もしかして俺の服かけたの嫌だったのか!?彼氏でもないやつにされてもしかしてそれを好きなやつに見られてた!?でも、あのときいたのって屋良くんだけ…えっ亮子屋良くんが好きなの!?!?」

「ちょっと雄大、落ち着けよ」


こっしーになだめられる。




「俺が言うのもなんだけど、雄大って相当バカだね。」




「バカかぁ」


亮子にもめっちゃ言われたな。部活中思い出す。

雄大先輩、どうしたんですか~?って最近いろんな子に聞かれるけど、俺そんなにバカなのかな…。

サッカー部のメンツにも帰っていいぞとか言われるし、なんなの俺。



あれから毎日部活終わりには一応亮子の教室まで行ったけど、いるはずもなくて。
朝はまだ大丈夫だと思った。明るいし。
でも夕方はさすがに心配だ。この際しょうがないから、ファンクラブの特権使おうかな…なんて思いながらチャリ乗ってもうすぐ家ってところで家の前に誰かいるのを見つけた。

ブレーキをかけたら、キキーって音がして、この自転車ももうだいぶ年取ったなぁって感じた。

「屋良くん。」

よっ!と手をあげる屋良くんが無理やり笑った。ような気がした。


言っておきたいことがある。そう言って、屋良くんの家まで連れてこられた。亮子はまだ帰ってないらしい。

「本当は亮子が卒業したらって思ってたんだけど、もう16になったじゃん?」
知らなかったんだけど、女は16で結婚できるって聞いたからさ。

はじめは??って感じで聞いてたけど、後半は、屋良くん、どんまいっすって思った。

「俺は、亮子の婿には、雄大お前しかいないと思ってる。冗談なんかじゃない。俺は本気だ。」

「…はぁ??」

はじめは何を言っているのかわからなかった。理解ができたとき、無意識にそんな声が出ていた。


「俺が昔、お前に言ったこと覚えてるか?変な虫つけたらただじゃ済まさねぇってやつ。

俺は何もいじわるで言ったんじゃない。お前のこと見込んで、言ったんだ。でもな、」



俺、今もしろなんて。
ずっとそうしろなんて、一言も言ってないぞ?



え?じゃあ俺はなんでいつも亮子のこと考えて、心配して、守ってたんだ?

…いや、まさかな。


「でも、それじゃ、亮子の気持ちは??大事な妹なのにその気持ち踏みにじるんですか。」






「…これは言うつもりなかったんだけど。」

屋良くんが珍しくバツが悪そうに後頭部を掻きながら言った。




「あの日、泣いてたんだよ。」






なにやってるんだよ!俺!!

屋良くんから今日は秋山ちゃんと駅前のカラオケって聞いてもうだいぶいい歳の
自転車をぶっ飛ばす。

もうすぐ着くってところで見つけた。

「亮子!!」

そう叫ぶと、道の反対側にいた亮子はなんでか家とは反対方向に走って行く。

なんで逃げるんだよ!

やっと捕まえたのに、いつもの亮子らしくなくまた逃げようとしてたから、

腕引き寄せて言う

「お願いだから逃げんなよ。」


やっと大人しくなった亮子。

「あの日、泣いてたんだろ…?」

「なんで…?」

「屋良くんに聞いた。ごめんな、たぶん俺が悪かったんだよな。」

「…バカ兄貴。」





「…雄くんが中学卒業してからいじめられるようになった。」


家の近くの公園まで帰ってきたとき、何か覚悟を決めたように亮子は話始めた。

俺はただ、聞くことしか出来なかった。


「いろんな人に告白されるし、雄くんに守ってもらっていい気になってるんでしょって。でも守ってもらってるのはともくんが言いつけたからでしょ、義務だよあんなのって言われた。

で、その頃帰り道で雄くん見たんだ。メイクばっちり、髪もカラーもパーマもしてる女の人と一緒に笑ってた。こんな人だったら、雄くん私のこと義務で守らなきゃならないとか思わないのかな、恋愛対象として見てくれるのかなって思って、高校生になったら変わろうって思ったんだ。」



「私の中では完璧な高校生だった。あの見た目のおかげでいじめられないし。
…そりゃともくんは1週間まともに食事してなかったけど、今ではすっかり慣れたみたいでもうなんともないし。」

1週間落ち込んでた屋良くんを思ったらただただ不憫でしかなかった。


「でも、雄くんはちっとも私のこと恋愛対象で見てくれたことなかった。
いつまで経っても妹みたいな目でしか見てくれなかった。
なのに、校内では女の子にキャーキャー言われてデレデレしてて。
なんでって、悔しかったの。」


「あの日だって、やっとともくんのことなしで雄くんが私のこと見てくれたって思ったのに。結局ともくんの言いつけだったんだってわかったら、頑張って雄くんの隣に立っても恥ずかしくないようにとかおしゃれした自分とか期待した気持ちとか全部がバカみたいに思えた。」


「ごめんね?いつまで経っても子どもで。好きになっ」



「いつまで経っても子どもだったのは、俺の方だ。」


亮子の言葉を遮るように言うと、ビックリしたようにこっちを向く。


「なんで気づかなかったんだろうな、この思いが特別だってことにさ。」


「まださ、これが恋だとか愛だとかわかんねぇ。」


「でも亮子は俺にとって、妹みたいな存在じゃない。守ってあげたい女の子だ。」


「…嘘…」

「ごめん。嘘じゃねぇよ。」



「…好きだ。
俺のそばにいないと不安になるんだよ。」


「雄くんの…バカぁ…」

すっかり泣いてしまった亮子が、俺の胸を叩いてくる。その手を握って俺の胸に引き寄せる。


「でもごめん、俺まだ16だから。俺が責任とれる歳になるまで待っててほしい。必ず、迎えに行くから。」

屋良くんがいる手前って言ったら、亮子は、黙って頷いたあと

「…じゃああと1年と1日だね。」

って言った。


「え、もしかして今日って…」

「バカだね雄くん。誕生日明日だよ。」

おめでとう、雄くんってくっついてくる亮子が…




熱い。




「ねぇ、雄くん。熱くない?

え!?絶対熱あるよ!なにしてんの!?」


あっ、もしかしてあの日雨に降られて帰ったから?
ここんとこしんどいと思ってたんだよなぁ…ってボーとした頭で思う。


亮子に額に手を当てられてひんやりしてて気持ちよくて、思わず亮子の手首つかんでこのままでいてなんて言う。

「は!?雄くん!帰るよ!!」

そう言って亮子は俺から自転車を奪ってずんずん歩いていく。

さっきまでの甘い空気から一転、何を言っても「何やってるの!帰るよ!」って怒られて…




「せっかくの誕生日なのに一緒に学校いけないじゃん。」


あっ、いい。

俺好きだ、亮子のこういうとこ。


たぶん俺しか知らない亮子の素直なところ。



「雄くん!」

「はい。」

「2日あげる!
2日後、誕生日祝ってあげるから。

それまでに治さなかったら、許さないから。」


たぶんこれからずっと俺は、このお嬢ちゃんの尻に敷かれ続けるんだろうな。



!!?!

待って俺、亮子と結婚したら、屋良くんお義兄さんになるの!?

え~!!

ついでに屋良くんに1発殴らせろとか言われる未来がみえたけど、あれもこれも運命だと思って、まとめて引き受けてやってやるよ。



愛してるよ。

なんて、たぶん一生で1回くらいしか言えないけど、亮子のこと守りぬいてみせる自信だけは、誰よりもあるんだから。



~終わり~